まるでプラスチックのように自由な成形が可能
超塑性アルミニウム合金「アルノービ」

EV・船舶・航空機材・鉄道車両・建築

複雑なデザインを実現する、
超塑性成形「アルノービ」。
アルミニウム板の表現力を大きく広げます。

超塑性成形は高温でアルミニウムが著しい延性を示すことを利用した成形方法であり、難加工部品を一体で成形することが可能です。

株式会社UACJのアルノービは優れた超塑性特性を有しており、自動車や航空機等の難加工部品の低温もしくは高速成型に広く使用されております。

当社は、国内外のEV車・航空機・鉄道車両に紐付く成形業者(Tier-1)に対して、幅広くアルノービを供給しており、一体成型による構造物の重量・接合工数低減に寄与しております。

アルノービについて

まるでプラスチックのように自由な成形が可能な超塑性アルミニウム合金。

主に航空・宇宙機器向けに開発されてきた超塑性合金の用途をさらに広げるために誕生したのが、UACJの超塑性成形アルミニウム板「アルノービ」です。

アルノービは高い伸びをいかして、深く複雑な凸凹形状の成形が可能です。

従来の超塑性合金に比べ、高速成形が可能で、優れた耐食性、溶接性などが特徴です。

デザイン性の高い自動車のボディパネルや鉄道車両の外板、建材や住宅エクステリア製品などの軽量構造材に最適です。

特長

  • 従来の超塑性合金に比べ、高速成形が可能です。
  • 製品の一体成形が可能であり、部品点数・溶接点数が低減できます。
  • 片側の金型のみで成形可能なため金型費が低減できます。
  • 複雑形状や自由度の高いデザインの成形が可能です。
  • 転写性が良好です。
  • 形状凍結性が良好です(スプリングバックがない)。

超塑性成形

超塑性合金は約400℃~500℃の高温で200~1,000%の高い伸びが得られる合金です。

この特性をいかし、金属でありながらプラスチックのように複雑な形状がブロー成形により実現できます。

項目 プレス成形 ブロー成形
成形温度 常温 500℃前後
(型+材料加熱)
成形時間
(歪速度(/s))
数秒
(1〜10)
数分〜数10分
(0.01〜0.001)
板厚の変化 変化が少ない 板厚減少が大きい
生産性 量産向き 小ロット向き
スプリングバックが少ない
成形性試験 プレス成形 ブロー成形

用途

自動車(ボディパネル・オプションパーツ・部品・内外装パネル)、建築材(住宅のドア・門扉・フェンス・ビル建材の外壁・内壁・天井・アクセスフロア)

医療(電子機器ケース・電磁シールド)、精密模型、装飾品

成分・特性

製造可能範囲
板厚 0.3~3.0 mmt
板幅 1,600 mmW(最大)
板長さ 4,000 mmL(最大切断)
調質 H18
化学成分
  Si Fe Cu Mn Mg Zn Cr Al

備考

アルノービ-1 < 0.1 < 0.1 < 0.1 0.4~1.0 4.0~4.9 < 0.1 0.05~0.25 残部 5083 SPF
アルノービ-U < 0.1 < 0.1 < 0.1 1.0~1.7 4.0~4.9 < 0.1 < 0.1 残部 5000系 SPF
機械的特性
  引張強さ(N/mm2 耐力(N/mm2 伸び(%) 疲労強度 107(N/mm2
アルノービ-1 275~350 125~200 ≧ 16 150
アルノービ-U 295~370 135~210 ≧ 16 160
成形特性
  超塑性伸び(%) m値(歪速度感受性指数)
アルノービ-1 300~500 0.5
アルノービ-U 300~500 0.5

この記事に関するお問い合わせは
こちらから

関連記事

古河産業の事業分野