地中熱を利用した換気システム
建設・環境・防災
自然の力で空調負荷を軽減!
環境に優しい「地中熱」を利用した
24時間換気システムです。
GEOパワーシステムは、私たちの足元にある自然エネルギー「地中熱」を利用し基礎空調を行う24時間換気システムです。
エアコンのように急激に温度を調整するのではなく、換気をしながら建物全体の温度を緩やかに調整し、冷暖房の空調負荷を軽減します。自然の力をそのまま利用し、建築手法や工夫によってそれを最大限に活かすシステムです。
地中熱とは
地下約10mの地中は各地域の年間平均温度でほぼ一定です。井戸水が夏冷たく、冬暖かく感じるのもこのためです。
特に地下約7mの地中熱と外気温の熱交換を可能にしたのがGEOパワーシステムです。専用の熱交換パイプにより安価で効率よく熱交換を実施します。

パイプの仕組み

地中に埋設した熱交換パイプ(ジオパイプ)は、パイプに送り込まれた外気をパイプ表面において、外気の熱と地中の熱の熱交換を行い、夏は涼しい風を、冬は暖かい風を発生させます。
またこの熱交換パイプは、地中熱による熱交換の機能だけではなく、パイプ底の水の特性を自然なカタチで活用した「空気の浄化」という副産物的な効果もあります。
空気中のチリやホコリ、花粉、PM2.5などがパイプ底の水付近を通過する際、水に吸着することで、室内に送り込まれる空気がよりクリーンになる仕組みです。パイプ底の水は定期的にキレイな水と交換します。また、湿度が高い季節はパイプ内での結露で、空気中の余分な水分を取り除き、一方、乾燥する季節は、パイプ底の水により加湿され、過度な乾燥を防ぎます。
ジオパワーシステム山口展示場での測定では、花粉程度の大きさ(5μm)の粉塵が、グラフに示す通り、約90%以上除去できていることが確認されています。

導入事例
GEOパワーシステムが導入されている会社様の一例です。
詳細は、GEOパワーシステム社のウェブサイトで見られます。
メリットとデメリット
-
メリット
- 地中熱を利用しているので、天候に左右されない。
- なるべくエアコンを利用しない環境を提供することでCO2排出削減につながる。
- 空気中のチリやホコリ、花粉などは熱交換パイプ下部の水に吸着し、空気清浄機能がある。
- 他の補助空調やヒートポンプ方式とも共存できるので、酷暑を想定した対応も可能。
-
デメリット
- 細かい温度調節は出来ない。
GEOパワーシステムの基本的な熱源は地中熱で、自然の力をそのまま利用していますので、エアコンのような細かい温度設定や急速な温度調整は出来ません。ですが、体に負担が少ない空調方式で、自然と共存する環境提供となります。
受賞歴一覧
1999年 | 山口県産業科学技術振興賞/山口県 |
---|---|
2001年 | 中国地区ナンバーワン企業/日経新聞 |
2003年 | 中国地区発明表彰 支部長賞/発明協会 |
2004年 | エネルギー環境教育情報センター運営委員長奨励賞/エネルギー環境教育情報センター 地球環境技術賞/土木学会 フロンティア特別賞/(社)発明協会 東京支部 地球温暖化防止活動 環境大臣賞/JCCCA |
2005年 | 世界百選の環境技術 愛・地球賞 |
2006年 | 新日本様式100選に選定(J024) |
2007年 | グッドデザイン賞受賞(新領域部門) エコプロダクツ大賞審査委員長特別賞受賞 |
2009年 | 第7回日本環境経営大賞・環境価値創造賞 第4回ニッポン新事業創出大賞アントレプレナー部門最優秀賞 |
2011年 | 第20回地球環境大賞・フジサンケイビジネスアイ賞受賞 |
この記事に関するお問い合わせは
こちらから