People
はたらき方を知る

Cross Talk 座談会

K.Kさん
社会インフラ事業部
交通システム部
2014年入社

S.Kさん
電装エレクトロニクス事業部
電装マテリアル部
2019年入社

T.Kさん
輸送・装置事業部
輸送・装置部
2020年入社

― みなさんが担当している業務について教えてください。

交通システム部で民間鉄道会社に電線ケーブルやバッテリーを販売しています。鉄道が好きな人には人気の高い部署ですが、私は「鉄道ファン」ではありません。入社してから2度の産休・育休をはさんで10年間同じ部署なので、そろそろ異動の時期かなと思っています。
さまざまな業務を経験できるように、会社の方針として3年から5年のジョブローテーションを促進していますね。私は自動車関係の部材を中国とベトナムに輸出する業務を担当していて、今多いのはベトナムとの取引です。樹脂を輸出して、現地の工場で自動車の電装部品になり、それを日本のメーカーが輸入するというスキームになっています。Tくんが入社したときは同じ部署にいて、半年間だけ先輩になりました。
Sさんが所属している電装エレクトロニクス事業部の中に輸送ユニットという部署があって、私が配属されて半年後に輸送・装置事業部に統合されました。業務内容は変わらずに、非鉄金属材料の輸出入を担当して4年目です。アルミをカナダに輸出して、中国から銅を輸入して、2カ月に1回くらいのペースで海外に出張しています。中国語は全く話せませんし、カナダでもジャパニーズイングリッシュですが、気合で乗り切っています。

― 古河産業へ入社した理由について教えてください。

海外で働くこと、新しい技術に関わること、自分がどんな役割を果たしているか感じられる規模の会社であること、の3つを条件に就職活動をする中で当社に出会いました。当時の人事担当の方と先輩社員の3人で話す機会があり、2人の自由で楽しそうな雰囲気に良い会社だと直感的に思ったことが入社の決め手になりました
私も当社の面接で構えずに素のままの自分で話せたことが入社を決めた理由でした。1次面接で1時間も話すくらい盛り上がってしまったのを覚えています。留学経験があったのでキャリアフォーラムで当社のことを知りました。飽き性なので、同じものを売り続けるメーカーより商社のほうが向いていると考えていたことから当社に興味を持ちました。
私はもともとメーカー志望だったんです。就職活動で古河電工グループの合同説明会に参加したときに当社を知って、商社だったらメーカーより自由に仕事ができるかもしれないと思いました。実際に働いてみたらその通りで、ケーブルが売れないなら商社機能を生かして他のものを売ればいい。お客様から「これ探してもらえないか」と頼まれることもあるので、枠組みにとらわれない自由度の高さもこの仕事の面白さになっています。

― みなさんが日々どのように働いているのか教えてください。

子育て中ですが、時短勤務はしていません。コロナ禍が終わった後も週2日を目安に在宅勤務できますし、1カ月の総就業時間を満たせばいいので、出社日はフレックスタイム制度を利用して早く来て早く帰っています。
当社のフレックスタイム制度はコアタイムが設定されていないので、とても使いやすい。私も在宅勤務をフルに活用しています。アメリカとの打ち合わせは時差のため早朝が多く、出社して行うのは厳しいんです。在宅とフレックスを組み合わせて効率よく働けています。
私も週に2日は在宅勤務です。私のお客様も海外のため、もともとやり取りはオンラインが中心でした。会社でも自宅でも、業務を遂行する上で不便なことはないですね。
なるほど、在宅勤務するメリットが大きいのは、私のような子育て世代に限られているのかと思っていました。2人のように海外との打ち合わせが効率的にできるのなら、もっと枠を増やしてもらえたらなと思います。

― 活用している福利厚生や制度についてお話しください。

資格取得支援制度を利用して、通関士の資格に挑戦しました。学習に必要な講座にかかる費用を負担してもらえるので、とても助かります。試験には合格できませんでしたが、勉強した内容は仕事に役立っています。
私も簿記の資格を取ろうと思って申し込みました。今の仕事に絶対に必要な資格ではないけれど、持っていれば強みになる。直接業務に関係ない資格でも認めてもらえるので、色彩検定を取った人もいました。
私が電気通信工事施工管理技士の1次試験を受けたときはまだ支援制度がなかったんです。2次試験を受ける前に産休に入って、復職後に資格を取得したら制度が設けられていたので申請したらお祝い金をいただきました。とてもいい制度なので、今の社員は恵まれていると思います。
本当ですね。制度を作ってくださった先輩たちに感謝しています。
地域限定の働き方や、子どもが小学生になるまで残業をさせない制度など、当社はこの10年間でとても働きやすくなりました。世代に関わらず、ライフプランに合った働き方を選択できます。それは会社が社員の言葉に耳を傾けて、より良い環境をつくろうとしてくれた結果です。

― 社内の雰囲気や人間関係はどのように感じていますか。

風通しが良くて、先輩や上司とも距離の近さを感じます。
会社の規模がちょうどよくて、社員一人ひとりがどんな仕事をしているか分かる規模で、安心して仕事ができるのは良いと思います。
部活や同好会で他部署の人たちと交流できる機会がたくさんあるのも楽しい。野球部から葡萄部まで、意外な趣味や特技を持っている人が多くて驚かされます。私はフットサル同好会ですが、Kさんはバンドやってますよね。
ギターとキーボード担当です。最近は社内広報サイトやYouTubeに動画アップするなど、アクティブに活動しています。
私は部活に入っていませんが、出張が多いので部のメンバーや上司との関係は自然に深まりました。週末にゴルフに誘われて、他部署の人たちとプレーすることもあります。当社は仕事もプライベートも楽しんでいる人が多いなと感じます。

― 今後の抱負や夢について教えてください。

海外の拠点に3カ月勤務する研修に応募したんですが、コロナの影響で一時中断していたので準備を兼ねてオンラインで英語研修を受けています。
私も入社以来ずっとその英語研修を受けています。海外派遣研修はどこを希望していますか。
タイを希望しています。マレーシアや中国など、他のアジア諸国とは取引をしていますが、タイは関わりがありませんでした。
今私の同期が海外派遣研修に行っていて、現地では自分が担当している仕事とは全く関係ない、新しいテーマを自分で考えて取り組むらしいです。
それは楽しみですね。いつか海外に駐在して、自分と異なる文化や考え方を持った人たちと働きたいと思っています。大学時代にラオスに半年間インターンシップに行ったときの楽しさや達成感が忘れられないので、仕事を通じてもう一度味わってみたい。
今の仕事は5年目になるので、そろそろ新しいことにチャレンジしたいという気持ちがあります。最近、興味があるのはECです。既にAmazonへ出品していますが、何でも商材として扱えるのは面白い。大きな可能性を秘めていると思います。
ケーブルなど部材の売上は新規の工事によって大きく変動します。そこで、今安定してルーティーンで収益を得られる新規事業の種をまいているところです。異動する前に、事業として確立させるのが直近の目標です。その後は、企画や管理部門など今までとは全く違う仕事に挑戦したいと考えています。

― 就職活動している学生のみなさんへ一言メッセージをお願いします。

会社を選ぶ基準は人それぞれでしょう。ただ、知名度やイメージで選ぶのは避けてください。私は当社で出会った人たちの魅力と雰囲気で選びました。「この人たちと働きたい」という気持ちを大切にしてほしいと思います。
確かに人は重要です。仕事で行き詰まっても周りの人が支えてくれれば乗り切れます。働いていて感じるのは、当社はとても自由だということ。年次に関係なく意見を言えるし、上司や先輩もしっかり受け止めてくれます。もちろん自由には責任を伴いますが、新しいことに挑戦したい人にとっては当社の環境はとても良いと思います。
できるだけたくさんの会社を見て、自分に合う環境や人と出会ってください。視野を広くして、最初から業種を絞り込まないほうがいい。私は途中でメーカーから商社へ志望を変更しましたが、当社を選んで良かったと心から思っています。これからもっと良い会社にしていくために、私たちと一緒に進んでくれる方をお待ちしています。