Life Introduction
人生紹介 05

成果を出すことにとことんこだわり、
「キーマン」として信頼される人材に

Shift Change
01

成果がなければ
評価されない、
現実の厳しさを知る

小学4年生から大学卒業まで野球部に所属。まとまった休みはほとんどなく、練習や試合に明け暮れる毎日を過ごしました。こうした日々の中で、負けず嫌いで物事に粘り強く取り組む性格が育まれていったのかもしれません。
高校まではチームの中心選手として多くの試合に出場しました。けれど、進学した大学は甲子園常連校出身の選手が多数集まるところで、公立中堅校を出た私はバッティングや守備の自主練習を行うなど、出場機会を維持するため必死に努力することになりました。成果を出さなければ評価されない。がんばったつもりではあったものの、そんな厳しい現実をかみしめるシーンも少なくありませんでした。「野球はやり切った」という思いを胸に、就職活動ではスポーツに全く関わりのない分野にアプローチしていきました。

Shift Change
02

それまでの自分を振り返り
「まだまだ甘い」と痛感

就職活動で関心を抱いたのが、さまざまな製品を扱い多くのお客様と接する機会のある商社の営業職でした。中でも、明治期に始まる伝統を持つばかりでなく、航空・宇宙分野にも進出する挑戦的な姿勢も兼ね備えた古河産業に魅力を感じ、入社。関西支社に配属され、アルミ製品担当として航空機メーカーなどのお客様への営業活動を行いました。
体力勝負だった大学までの生活とは異なり、論理的な思考力や正確・簡潔でわかりやすい説明力が求められる商社パーソンとしての生活。戸惑うこともありましたが、上司や先輩から指導やサポートを受けながら、自分の課題を一つひとつ克服していきました。結婚を考え始めたことを機にそれまでの自分を振り返り、「このままではお客様の信頼を獲得し、成果を出すことができない。家族にとって自慢の夫・お父さんでいられない」と甘さを痛感。真摯に仕事に向き合うことを改めて心がけるようになりました。

Shift Change
03

危機的状況を、
自身の持ち味で切り抜ける

入社4年目に東京本社に異動となり、現在の部署へ。関東エリアの民間鉄道で使用される電力ケーブルや光ファイバケーブルなどの製品を扱っています。こうしたインフラに関わる業務は本社に来るまで経験していなかったため、当初は製品知識や鉄道業界ならではの商習慣を習得するのに苦労しました。
そんな苦労の中で、粘り強く取り組むという自分の持ち味が活きたシーンがいくつかあります。中でも印象に残っているのは、あるサプライヤーからの供給が途絶え、お取引先様の手掛ける工事がストップしかねない事態が起こったときのことです。周囲にアドバイスをもらいながら新たなサプライヤーを探し、プロジェクトをなんとかやり遂げたときは心底ホッとしました。同時に、「あきらめずに全力で取り組めば、道を拓くことができる」と実感し、自分の営業スタイルをこのまま貫こうという思いを新たにする機会にもなりました。

Shift Change
04

古河産業の価値向上に
貢献できる人材を目指す

目指しているのは、お客様、仕入れ先のサプライヤーの双方から「この人がこの案件のキーマン」と信頼を寄せてもらえる営業職になること。そのために製品知識や提案力を磨くとともに、どんな状況になっても慌てず地道に取り組む姿勢を意識しています。
最近、サプライヤーから「この新製品をあなたに任せたい」と話をいただいたり、お客様から「新しいプロジェクトがスタートするので参加してほしい」といった声をかけていただく機会が増えてきました。これからもお客様・仕入れ先との信頼関係を大切にしながら成果を上げることにこだわり、自分の存在でこの会社の価値向上に少しでも貢献できたら、と考えています。

Schedule とある1日のスケジュール

9:00
出 勤

オフィス到着後、今日の予定を確認。メールや社内掲示板のチェックも行います。

10:30
現場調査

納入を予定している鉄道電気設備について、実際の作業環境をサプライヤーの担当者と確認し、仕様検討のため施工方法を協議します。

12:00
昼休憩

現場近くに見つけたお気に入りの中華料理店で昼食。

13:30
鉄道事業者と打ち合わせ

来年度に実施が予定されている電気設備の更新計画について、ヒアリングを行います。

15:00
施工業者(お客様)と打ち合わせ

鉄道事業者のヒアリングで取得した情報を、納入先である施工業者に展開し、ご依頼内容とズレがないか確認。その内容を受け、具体的な製品の提案を行います。

16:30
事務作業

会社に戻り、翌日に予定されたお客様との打ち合わせに備えて資料などを準備します。

18:00
退 勤

子どもと過ごす時間を確保するため残業はなるべくせず、仕事の検討は通勤電車の中や入浴中に行って翌日オフィスで資料にまとめるなど工夫をしています。

Message 学生へのメッセージ

仕事とは、結局は人と人との関わり。ダイレクトに仕事に活きるスキルが身に付いていることも大切ですが、それに人間としての深みや面白さが加われば鬼に金棒だと思います。ですから学生時代は、自分の好きなことや興味のあることに精一杯取り組んでいただきたい。その経験の中で、自身の人間性を豊かにすることに力を入れると良いのではないでしょうか。