無人の自動航行ボート(水上ドローン)を用いた実証試験を実施(宮ケ瀬湖:神奈川県)

2025年2月21日

ニュースリリース

宮ケ瀬湖(神奈川県)において、湖岸斜面(のり面)に崩れがないか、立ち入り禁止エリアに人がいないかなど、従来は人がボートに乗り行っていた業務を、無人の自動航行ボート(Blueboat:水上ドローン)を用いて技術開発及び実証試験を実施しました。

1.背景と実施内容

現状宮ヶ瀬ダムでは、巡視員2名で湖面巡視を週3日実施しています。
また、災害発生時等には迅速な状況確認が求められますが、非常時に十分な人員を確保する事が困難な状況です。
こういった現状の問題を解決すべく、国交省関東地方整備局が民間技術を活用するために2018年度より行っている「現場ニーズと技術シーズのマッチング」にて、自動航行によるリアルタイムの状況を把握できるような技術の募集が同管理事務所からあり、機種選定の結果、Blueboat(水上ド ローン)を採用していただき、現場検証実施に至りました。

(注) 宮ケ瀬湖の湖面は広さ約4.6平方キロメートル。

Blueboatとは

Blue Robotics社が開発したUSV(水上ドローン)です。
同USVはバッテリー2本で18時間の航行が可能です。
また、様々な機器を搭載することができ、本試験ではリアルタイムでの映像確認が可能なカメラを4方向に設置しました。

2.今後の展開

通信電波状況、障害物自動回避などの技術的課題があるため、運用での問題解決や新技術開発の提案を行ってまいります。

3.関係先

4.問い合わせ先

本件に関する問合せ先:
共創プロジェクト推進部 髙祖 智至 (satoshi.kouso@furukawaelectric.com