ドレインベルト及びドレインパイプを利用した
”土木排水システム”
新市場
表面張力・毛細管現象・サイフォン現象を利用した画期的な排水工法
~ドレインベルト・パイプを用いた土木排水システム~
日本における暗渠排水の歴史をひも解くと、江戸時代末期までは溝を掘り、竹やソダの束を埋め込んで水を集め排水を行っていましたが、明治36年(1903年)に冨田甚平が「水閘土管」を考案したことにより、土管を使った排水を行う方法が、各地に広がっていきました。
その後は、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂管と材質・形状が変わっていきますが、排水の原理(重力による排水)としては変わらず、
『目詰まりする・排水効果がない・土壌が陥没する』というトラブルを抱えたまま、現在に至ります。
このようなトラブルの解決をサポートできるのが”ドレインベルトを用いた排水システム”です。
ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化対策)受賞
一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会が、強くてしなやかな国づくり、地域づくり、人づくり、産業づくりに資する活動、技術開発、製品開発等を実施している企業や団体を評価・表彰する制度です。今回、当社の「ドレインベルト」は、長期間高い排水能力を保つことが出来ることで、インフラの長寿命に貢献できることを高く評価され「最優秀賞」を受賞しました。

国土交通省 新技術情報提供システム NETIS 登録
2018年にNETIS登録済。

ドレインベルトについて
ドレインベルトは、幅20㎝、厚さ2㎜の軟質ポリ塩化ビニル製の板状のシートで、裏面には細かい切れ込み加工が施されています。
切れ込みがある方を下にして敷設することで、表面張力・毛細管現象・サイフォン現象という自然の原理を利用した排水材です。
製品特徴
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1
目詰まりしにくい(施工実績14年トラブルなし)
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2
施工が容易で、工期短縮、省力化、経済性向上
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3
周辺土壌への影響を抑制することが可能(陥没、地滑り)
施工方法、既存施工との比較
- 疎水材、不織布施工不要 → 工程短縮
- 施工費及び人件費大幅削減 → 経済性向上
- 掘削後残土再利用が可能 → コスト削減及び環境保全





ドレインベルトと配管の連結





①排水管に切り目を入れる(厚さ2.5~3mm、幅20㎝超)
※別売り固定ソケットを利用してマーキングすると簡単
②ベルト及び固定ソケットを排水管に連結
③ベルトを切れ目に差し込む
④ドレインベルトと連結ソケットをパイプに電動ドライバーでビス止め
⑤完成

用途
土木 | 暗渠排水、法面排水、排水性舗装導水管敷設工事、海岸、河川復旧・復興工事、橋梁、道路、斜面、地滑り防止工等 |
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建築 | スラブ排水工、地下駐車場排水、暗渠排水、屋上緑化等 |
学校 | グラウンド、遊技場、造園排水工等 |
農業 | 水田、農水路、埋立地、果樹園排水、土壌内塩分排出等 |
公園緑地 | 公園、庭園、ゴルフ場、植物園、霊園、葬儀所等 |
環境 | 廃棄物処理場、最終処分場、太陽光発電所、汚染土壌改良、沈殿物除去工等 |
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設置事例
①ゴルフ場(施工前、施工中、施工後)※40㎜の大雨後も完全水捌け
②グラウンド(土グラウンド、施工中、芝グラウンド)
③屋上緑化(施工中、施工後)
④橋梁排水(施工前、施行中、施工後)
●法面対応(ドレインパイプ)

「ドレインベルト」のお問い合わせ先
指定販売代理店
古河産業株式会社
新規事業創出部 営業推進ユニット
TEL: 03-5405-6020 または、080-8710-6133 担当 後藤
Email: fsk.business-innovation-dept@furukawaelectric.com
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